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濤沸湖がわかる10のキーワード
05.ラムサール条約 Ramsar Convention
水鳥たちの楽園として
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ラムサール条約とその目的
昭和46(1971)年、イランのラムサールで採択された「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」のことをラムサール条約といいます。
湿地は、生き物の生息地として重要で私たちの暮らしを支える貴重な資源を提供しています。条約では、湿地の「保全・再生」と「賢明な利用(ワイズユース)」を進めていく事を目的にしています。
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国際的にも貴重な濤沸湖
日本でのラムサール条約登録湿地となるための基準は
1)国際的に重要な湿地であること
2)国の法律(自然公園法、鳥獣保護法など)によって将来にも自然環境の保全が図られること
3)地元住民などから登録の賛同が得られること
、となっています。
濤沸湖は、「汽水湖、低層湿地が我が国を代表する湿地である」「タンチョウ(絶滅危惧Ⅱ類、国内希少野生動植物)が生息する」「渡りの時期のガンカモ類の最大渡来数が約6万7000羽、定期的に2万羽以上の水鳥を支えている(平成17年の数値)」「オオハクチョウを含む5種類の水鳥について東アジア全体で確認される個体数の1%以上を定期的に支えている」などが評価され、平成17(2005)年、登録湿地となりました。
ラムサール条約では湿地を「天然、人工、永続的、一時的などを問わず、広く沼沢地、湿地または水域をいい、水深6mを超えない海域を含む」と定義しています。
(1) 日本のラムサール条約登録湿地
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