濤沸湖畔は、北海道の東北部に位置しており、夏は涼しく冬の寒さが厳しい地域ですが、自生植生地が比較的多く残されている事から、ヒメウスバシロチョウ、エゾシロチョウ、キタイトトンボ、ゴトウアカメイトトンボ、カラフトキリギリスなど、北海道が南限となっている昆虫をはじめ、多くの昆虫類が生息しています。
現在の北海道で見られる昆虫は、一般的に、北方系の昆虫と東北地方を経由して来た南方系の昆虫とが混じりあって形成されたものといわれています。濤沸湖畔や北浜地域では、樺太南部と共通する北方系の種類が多く見られます。